弘美が固い表情を浮かべて栗山の部屋に引き立てられてきた。やはり母を誘拐するという計画を聞かされ、悩んでいたのだろう腫れぼったい眼をしている。
手錠を外された弘美はパンティ一枚の裸身を小さくして押し黙ったままだった。
「君に似合うと思ってこんな服を用意したんだ。着てくれるよね」
栗山は楽しそうに言うとベッドの上に弘美のための衣服を広げた。
それは東条学園の制服だった。ブラウス、リボン、スカート、ジャケット、ソックスに到るまで全て本物が揃えられていた。
「制服ですね」
「そう、学校に居た頃を思い出して貰おうと思ってね。サイズは合わないかも」
栗山は楽しそうに笑った。これは彼がブルセラショップへ行って買い求めたものだった。これからも使うつもりだから簡単に汚してしまうわけにはいかないのが彼の悩みの種だった。
ブラウスを身に着けようと手を伸ばした弘美を栗山は制止した。
「その前に写真を撮っておこう。両手を前で組み合わせて、笑わないでね」
弘美が言われたとおりのポーズをつけると栗山がシヤッターを押した。この写真は弘美の母親をおびき出す時のために使うつもりだった。凄まじい写真を見せるわけには行かないので栗山は写真を撮る必要があったのだ。
少し大きめの制服を身に着けさせた栗山は弘美を裏庭に連れ出した。この前、弘美を誘って庭を散策した時と違い、山は紅葉を迎え、通り過ぎる風も冷たくなっていた。そして、あの時、あんなはしゃいだ表情を見せていた弘美も黙り込んで一言も口を利かなかった。
「楽しそうじゃないね?弘美ちゃん」
「だって、お母さんを誘拐するなんて言うんですもの。恐ろしくて・・・」
突然、弘美が泣き始めたので栗山は慌ててその小さな身体を抱きしめ、背中を擦り上げた。
「三枝さんはどうしても君のお母さんを手に入れたいらしい。君が直接、頼んだら逆効果だ。僕から頼んで上げるよ」
「お願いします。お母さんまでこんな目に遭わせたくないの」
既に周到な計画を三枝たちが練り始めたとも知らない哀れな弘美は栗山に何度も頭を下げて哀願するのだった。
「じゃあ、おしっこするとこ見せてくれるかな?」
「はい」
弘美は従順に頷いた。栗山の機嫌損ねることは母の身に危険が及ぶということだと承知している弘美は素直にパンティを下ろすと叢にしゃがみ込んだ。
「待ってくれ。そんな普通の格好でおしっこしても面白くないパンツを戻して」
栗山は木の幹に弘美を縛り付けると母屋に戻り、三枝を呼びに行った。三枝に新たな題材を与えるつもりだったのである。
三枝がキャンバスをセットしてその前に座ると栗山は丁寧にソックスを脱がし、スカートをたくし上げた。
「こんなもんでいいですか?」
パンティが見えるか見えないか程度までスカートを持ち上げた栗山に三枝は頷いた。
別の縄を使って弘美の腰辺りを縛って、スカートがずり下がらないよう細工した栗山は弘美の紅潮した頬を突付いた。
「このまま、おしっこをしなさい」
弘美の顔が苦しく歪んだ。着衣のままで放尿を強制されるのを人一倍恥ずかしがる弘美の弱点を付いた栗山の攻撃だった。
「お願い。パンツを脱がせて。栗山さんから折角、貰ったんだから・・・」
「構わないからこのままして。僕は弘美ちゃんお漏らしするところを見たいんだ」
あからさまに栗山に言われた弘美ははにかんだような表情を見せる。でも、母のことをお願いするには栗山の言うとおりにしなければならない。弘美の心は葛藤を続けたが羞恥と尿が纏わり付く不快感を捨て去ることは出来ずもじもじと腰を揺らしながら時間が経過していった。
「早くして。もうすぐお昼ご飯だよ。濡れたパンティのまま食べることになっちゃうよ」
栗山に妙な脅しを掛けられた弘美は遂に決心した。
「します。もう少し、離れていて下さい」
涙交じりに訴えた弘美をせせら笑うように栗山はその震えを見せる幼い太股にぴったりと頬を押し当てた。
「駄目だよ。弘美ちゃん。おしっこが足を伝わって流れ落ちるのをとっくりと見物させて貰うよ」
「ひ、酷い」
弘美は激しい声で訴えたが栗山はどこ吹く風の様子で弘美の臀部に指を這わせ、悦に入っている。
長時間、寒空の下、太股を露わにしている弘美にも尿意は忍び寄っていた。
(ああ、我慢できない)
突然、押し殺すような泣き声を上げたかと思うと微かな水音が響き、弘美の太股に尿が流れ始めた。
「ふふふ、とうとう、始めたね。僕は君のこれが見たかったんだ」
溜息を付くように言った栗山は水の流れにじっくりと目を凝らした。水流は弘美の太股から脛に至り、遂には足元に水溜りを作り始めるのだった。
ようやっと放尿を終えた弘美はスカートを捲り上げられた姿のままで屋敷の中に連れ込まれた。
居合わせた由里は弘美の制服姿に驚いた表情を見せた。
「あれ、制服なんかどこにあったの?それに何、おしっこ洩らしたの?」
由里の無遠慮な問い掛けに弘美は顔から火が出そうなくらい羞恥に悶え、栗山を喜ばす。
「僕がお風呂に行って綺麗にしてやるのさ」
「また、栗山さんの悪い癖ね」
栗山がしたり顔で言うと由里も口を開けて笑い始める。
脱衣所に着いた栗山は弘美を注意深く全裸に剥き上げ風呂場に連れ込んだ。
「さあ、弘美ちゃん。一緒に入ろう」
弘美のその部分に湯を掛けて汚れを拭った栗山はその小さな身体を抱えたまま湯船の中に飛び込んだ。弘美は悲しげな表情を浮かべて流れ出る湯を見つめている。
「恥ずかしかった?」
小さな乳房を弄くりながら栗山が尋ねると弘美はこっくりと頷いた。この前、栗山が来訪した際の下剤を飲まされての排便よりはましだったが今回の失禁もかなりのダメージを弘美に与えていた。
「キスして弘美ちゃん」
栗山が唇を求めると弘美は反射的に首を振ってそれを避ける。すぐさま、栗山の攻撃が開始された。
「いいの?弘美ちゃん。お母さんとここで会いたいの?」
「あっ、ご免なさい。キスして下さい」
素直に唇を差し出した弘美を見て満足げな笑みを浮かべた栗山はピッタリと口を合わせ、弘美の口中を愛撫し始める。
弘美が熱い息を吐き始めたのを感じた栗山は更に大胆になり、既に火のように硬直を示している一物に小さな手を触れさせようとする。
「あっ」
口を離した弘美は小さな悲鳴を放つとその手を引っ込めた。まだ、処女と変わらぬ恐れを男に対して抱いている弘美の当然の行動だった。しかし、それさえ栗山は許さない。
「やりたくないなら君のお母さんにしてる貰うよ」
正に唯々諾々とはこの事だった。湯船の中で自らの身体を使って弘美に男の喜ばせ方を伝授した栗山は満足の笑みを浮かべて弘美の手触りを楽しんでいた。
「そあ、ここに両手を付いて、お尻を高く上げて」
湯船から出た栗山は弘美にその縁に両手を付くように命じた。何をされるか理解している弘美は震えを抑えてその姿勢を取った。
「可愛いお尻だね。この穴なんかとても可愛いよ」
栗山の指先のいたぶりをその部分に受けても弘美は悲鳴一つ上げなかった。唇を噛み締め、母を救うためにこの辱めに耐えているのだ。
やがて栗山の指先が女陰に集中されると弘美は溜まらず甘い息と切なげな鼻息を織り交ぜ始める。栗山は弘美の形の良い尻を抱えると頃はよしとばかりにいきりたつ一物を埋め込んだ。
激しく前後に腰を揺らす栗山の動きに煽られ、弘美の喘ぎは隠しようが無くなる。
「ああ、おかくしくなっちゃう」
快感の波を感じ始めた弘美が頭を激しく振ってそんな言葉を口走ると栗山は更に激しく腰を突いて出す。完全に栗山のペースに嵌った弘美は生まれた初めて味合う快感に一気に突っ走る。
「あっ、うー」
弘美ががっくりと頭をたれ、頂点に到達したことを悟った栗山は悪戯心を発揮して、肉棒を埋め込んだ箇所の上方に蠢く小さな穴に指を突き刺した。
「嫌、な、何をするの」
余りの圧迫感に弘美は目を剥いて苦悶の表情を浮かべる。しかし、そんなことにはお構い無しに栗山は再び、助走を開始した。もうすぐ、弘美の母もここに捕われる。母の前でこんな姿を露呈した時に弘美は果たして耐えられるであろうか?それを思うと栗山の胸は異様に高鳴り、興奮の頂点を迎えるのであった。