淫虐姉妹 第2話 「同級生」

だが..、結局今の久美子には、首を振るしか無かった。

ワタルの気持ちになど応えようが無かったのである。

「わたるクン..ごめん..久美子は..久美子は殿方のオ○ンポが何よりも大好きな淫乱な牝ブタ女なの..。今まで黙っていてゴメンなさい..。でも、わたるクンの家に居るときから、わたるクン..いいえ、わたるクンだけじゃ無い。わたるクンのおじさまのオ○ンポだって、クリ子はしゃぶりたくて..しゃぶりたくて、堪らなかったの。わたるクンの家を出て、ここ来たのも、それが理由..。だって、ここに来れば毎日毎日、おいでになるお客様のオ○ンポを好きなだけしゃぶる事が出来るんだもの。」

1カ月ぶりに再会した久美子の唇からこぼれた言葉は、ワタルにとって信じられない..、いや、信じたくも無い、淫らな言葉..だった。

言いながら久美子の頬を一筋の涙が伝わっている。それは、その言葉が久美子の本意では無い事を表していた。

だが、勿論今のワタルにそんな事など理解しているゆとりは無い。初恋の幼なじみの豹変に、ただ驚き、うろたえるばかりだ。


「ほうら..聞いた通りだろう?この娘はねえ、あんたの知ってる久美子って娘じゃない。いつでもクリットをヌルヌルにして、四六時中お客様の精を身体中の穴という穴で呑み込んでる、『クリ子』って言う名前の淫乱な牝ブタ奴隷なのさ。」

「ウソだっ..ウソだと言ってくれ、久美ちゃん..久美子..お願いだ。」

ワタルの気持ちが痛いほどにヒシヒシと伝わって来る。久美子はその気持ちだけで救われるような気がしていた。

だが、声を枯らさんばかりのワタルの願いは空しいものに終わった。久美子にしても、この場を演じ続けるしか道は残されていないのだ。


「ゴメン..わたるクン。今、こうしてここに立っているだけでも、わたるクンのオ○ンポを咥え込みたくて咥え込みたくて、ウズウズしてるくらいなの..」

ガタン..盆を捧げ持った久美子の手が盆の両側に外された。同時に、乳首を引っ張るようにダラリと盆が下にぶら下がる。

「クリ子、どうすればいいかはわかっているね?」

老婦人の手が久美子の乳首に伸び、お盆に繋がる鎖を乳首のリングから外した。

それは、久美子を苦痛から解放する為では無い。行為の最中に間違って客を傷つけない為の配慮であった。

鎖の重りから解放された乳房が、勢いよくプルンと震える。

今、ワタルの目の前には、プルプルとした弾力性を持って張りつめた、18才の少女の乳房があった。



「お願い..一発でいいの..わたるクンの『お汁』を..クリ子のお口とおマ○コに..頂戴..」

久美はその場にひざまずくと、ソファに座ったワタルの股間に、にじり寄った。

その切なげな表情は昔と変わらぬ少女のままだったが、肉体の方は熟した女の臭いをムンムンと漂わせている。


「やっ..やめろ..やめてくれ...」ワタルは思わず後ずさった。

いつの間に回り込んだのか、後ずさったワタルの肩をソファの背もたれに押しつけるように、老婦人が掴んでいた。

ワタルはじたばたと暴れ、何とかその強圧をはねのけようとしたが、老婦人はビクともしなかった。

きゃしゃな身体のどこにそんな力があるのかと思う程の、『猛烈な力』でワタルを押さえ込む。


「まあ、そう言わず、わたるクン、クリ子につき合ってあげてよ。」

「やめろ..やめてくれ..お願いだ..頼む..」

バタバタと暴れるワタル..

だが、ワタルの抵抗はそれまでだった。久美子の指がワタルのズボンに延び、ファスナーの下げる音と共に、やがてワタルの下半身はかつて経験した事の無い桃源郷へと誘われる事になったのである..。


「嬉しいわ..わたるクン..久美の為にこんなに大きくしてくれてたなんて..」

久美子がファスナーを解放した途端、まるでズボンを突き破るかのように、ワタルの肉茎が弾き出された。

半分皮を被った高校生の股間は、その言葉とは裏腹に、今にも爆ぜんばかりに若い精を漲らせている。

「わたるクン..」たぶん..これが永遠の別れになるだろう。

だからこそ、このひと時を大切にしたかった..。


甘酸っぱい初恋の終わりは、苦く..生臭い栗の香りで終幕を告げる事になる。

久美の頬を涙が伝わっていた。

もう、涙で霞んでボンヤリとしか見えない。それでもなお、見えない目で久美は『ワタル自身』を、見つめ続けていた。

涙に霞む目で必死になって、包皮に覆われたワタルの肉茎を見つめる久美子。

その瞳には、18年間心の中のオルゴールにしまい続けて来た、切ない程の思いが込められていた。


..ワタル..さようなら..私の恋..さようなら..

意を決した久美子は、張り裂けそうな程膨張した尖端を覗かせた『ワタル自身』の皮を剥いた。

既に先走り液の為に充分潤っていた仮性包茎の肉茎は..何の抵抗も無くツルリと剥けた。

それはワタルが、自身の手で皮を剥く事に馴れていた事の証拠であり..、即ち、夜な夜な美しい幼なじみ:久美子と結ばれる甘い一時を夢見ながら一人オナニーに励んでいた事の証左だったのであるが、勿論今の久美子にそんな事など知る由も無い。

久美子がこれまで相手にしてきた殿方の多くが成人男性であった為に、久美子には同年代とのセックスの経験もフェラの経験も無かった。だから、男は皆こうして簡単に剥けるものだと思いこんでいたのである。


「ああ..久美ちゃん..ダメだ..そんな事しちゃダメだ..。」

「わたるクン..」ワタルのその気持ちだけで充分だった。

久美子の目の前にあるワタルの尖端は、溢れ出る先走液でヌラヌラと光っている。そして剥けて露わになったばかりの『傘』の内側には白くチーズの様な恥垢がこびりついて異臭を放っていた。だが、その臭いすら今の久美子には愛おしいものに思える。

「わたる..」久美子の桜色の唇が、剥き出されたばかりの少年の尖端に触れた。

「あうっ..」その快感にピクンと震えるワタルの肉竿..。

久美子の口の中に、ワタル自身から滲み出た淫汁の味が広がる。

舌でこそぎ落とされた恥垢は。久美子の口の中で溶けだして、粘りけのある液体となり、久美子の唇のまわりに白い泡の輪を作った。


ピチャ..淫らな旋律が奏でられ、そして..、少女の唇で奏でられる淫らなフルートの音色が響く..。

「うう..久美ちゃん..久美子..」大きく首を振って久美子の唇から逃れようとするワタル。

だが、その意思とは裏腹に久美子の口の中で膨張したワタルの肉茎はもはや後戻りの出来ない快感の渦に呑み込まれていた。

久美子の舌がワタル自身の鈴口を這い回り、唇はワタルのエラを優しくまさぐった。

「あうっ..久美ちゃん..あっ..あっ..もっ..もうダメだ..」

程なくワタルの情けない声が響き、久美子の口の中に若き樹液を迸らせた..。

ドピュウ..ドピュウ..久美子の口の中で2度、3度と反り返り、迸るスペルマが喉を衝いた。

「嬉しい..」それは、久美子自身の今の正直な気持ちである。あてがわれた殿方でなく恋する少年のスペルマを飲み干すこと..それは少女の願いでもあったのだ。


ピチャ..淫らな音が淫臭にまみれた部屋の中に響いていた。

久美子は再びワタル自身を回復させるべく、念入りな後始末に入っている。

「ああん..」ワタルのモノを口にした久美子の唇から、たおやかな喘ぎ声が洩れた。

ぴちゃっ..ぐっちゅ..ぴちゃ..

淫らな音は久美子の上の唇だけから洩れているのでは無かった。

そう..その『音』は久美子の『下の』唇からも洩れていたのだ。

いつの間に回り込んだのか、ワタルを口に含んだままの久美子の後ろに立った老婦人は、ワタル自身をおしゃぶりしている久美子の尻から手を突っ込んで、その淫唇から菊蕾までを上下に擦り..、荒々しくまさぐっている。



「あっ..あふ..ああ..」

口の中で見る見る回復して行くワタルの脈動を感じながら、久美子は後ろから責め立てる

老婦人の淫らな玩弄に、必死になって耐えていた。

「どうだい..愛しい人のチ○ポをしゃぶりながら、私にお○んこを虐ぶって頂く気持ちは?」

「あう..ふう..きっ..気持ちいいです..さっ..最高ですぅ..」


目を下に転じると、ワタルの目の前には自分のチ○ポを美味しそうにしゃぶる久美子の背中があった。そして、その尻の向こうには、尻丸出しのゴム製のパンツの中に、指をこじいれて愛しい少女の淫裂を責め嬲る老婦人の姿があった。

その淫らな光景は、否が応でも少年の蒼き欲情を刺激せずにはいられない。

そして、少女の歪んだ眉間が、老婦人の性技に長けた手練手管を示していた。


「ねえ..ワタル君、クリ子の名前がなぜ『クリ子』って名前になったかわかる?」

久美子の菊蕾の中でカギ型に曲がった指を掻き回しながら老婦人は言った。

「しっ..知るかっ!」老婦人に見つめられ、心の中を見透かされた様な気になったワタルはうろたえながら叫んだ。

「おお..コワい..」女主人はホホ..と笑った。だが、その目は決して笑ってはいない。


「見せておやりクリ子、お前の自慢の『おサネ』ちゃんを!」

「はい..」久美子は名残惜しげにワタルの肉茎から唇を離すと、そのままワタルの上をまたぐように、にじりよった。

突然、久美子にのしかかられたワタルは、まるで金縛りにあった様に動けない。


「ワタル様..見て..クリ子のお○んこを..」

ワタルの目の前には、バタフライに覆われた久美子の股間があった。


バタフライの股間..クロッチ部分はホック式になって着脱式になっている。

久美子はその股間に指を伸ばすとクロッチを外した。

「くっ..久美ちゃん..」目の前には、『夢にまで見た』久美子の淫裂があった。

ただし、その肉襞は淫水で灼け、18の少女らしからぬドス黒い紫色に染められている。


その中心を貫き、肉襞に包まれる様に、黒光りするバイブレーターがねじこまれており、禍々しい黒ペニスの表面には、白い泡の様な肉汁がブツブツと浮かんでいた。

バイブレーターの表面上には、小さなイボの様な突起がボツボツと突き出している。その『触手』が小刻みにうねりながら振動し、久美子の肉汁を搾り取っていた。

それだけでは無く、チョウチョの羽の裏側の突起は淫裂の縦筋の中央に向かって延びており、そのボツボツが幾重もの肉襞に食い込んで、絶え間なくバイブレーションを送り続けていた。

「くっ..久美ちゃん..」

ワタルの目の前で、久美子は自らの淫裂に刺さった肉竿をゆっくりと抜き始めていた。

「うっ..うううん..」幾ら久美子自身から滲み出た愛液で潤っていたとしても、膣内の肉襞の一つ一つに幾重にも食い込んだ肉竿を抜く事は、至難のわざである。

愛するワタル自身を受け容れる為とは言え、自らそれをしなければならない苦痛と羞辱に、久美子は思わず呻き声を上げた。


だが、目の前でそれを見せつけられるワタルはそれどころでは無い。

久美子自身から徐々に抜き出される『バイブレーター』は、ワタルの想像をはるかに超える太さと長さを持つものだった。

こんな..こんな太いものが、本当に人間の身体の中に入るのだろうか..そう思うくらいの大きさだった。ワタル自身の優に2倍はあるだろう。

黒光りする『それ』は圧倒的な迫力を以てワタルの前に全貌を現そうとしている。

ピチュ..完全に抜き出された後の久美子の淫裂がぽっかりと穴を開けてワタルの目の前にあった。

その肉の表面から溢れる白い粘液には、久美子自身から滲み出した愛液だけで無く、朝一番亜矢子の夫..即ち義兄から搾り取ったばかりの淫汁が含まれ、それがでヌルヌルにぬめってワタルの顔の上に滴っていた。


「ワタル様..くじって..」

久美子から促され、まるで催眠術にかかったかの様に、ワタルは久美子の淫裂に指を伸ばした。

「あうっ..そう..ハァ..ハァ..そう.クリ子..、.そこが感じるの..ああ..もっと..もっと激しくくじって下さい..。」

ピチャ..くちゅくちゅ..久美子の淫らな淫裂がワタルの手淫によって、一層花蜜を溢れさせ、その指先に白く淫らなブリッジを形づくった。


「あはぁ..はぁ..」フリーになったワタルの下半身には、老婦人の指が絡みつき、上下に激しくしごき立てていた。久美子の舌で充分な硬度を回復していた少年の蒼いキュウリは、老婦人の掌の中で、既に充分な量の『淫ら汁~みだらじる』をしたたらせている。

少年の下半身が立てなくなるほど迄に、その精を搾り取ろうとでも言うのであろうか..?

否..老婦人はただ単に、久しぶりに手にした蒼い果実をオモチャにして楽しんでいるだけであった。

自分の孫と言っても差し支え無い程に年齢の離れた、高校生のチ○ポをしごき責めする機会など、そうそう訪れるものでは無い。

しかもワタルの様に真面目な少年のモノならばなおさらの事だ。

だが、老婦人の玩弄に気づかない程に、今のワタルは久美子の『おマ○コくじり』に熱中していた。


「ワタル様..今度はお尻もくじって..」

久美子は『オマ○コだけでなくアナルまでもくじって欲しい』と、ワタルに懇願しながら、くるりと尻を向け態勢を変えると、再び前に身体を傾け、ワタルの肉茎を咥え始めた。

それは一見、淫蕩な少女がその恋人に尻の穴までくじって欲しいと願い、シックスナインの態勢をとったかのように見える..が、実は違っていた。

それは、淫蕩な女主人の手の中で若花を散らされようとしていた恋人を、その魔手から護る為の『苦肉の策』であり..、また、『妾』に貶められた奴隷娘の、『ささやかな抵抗』でもあったのである。



だが、そんな切ない思いを知ってか知らずか、当の恋人・ワタルは、久美子の淫裂だけでなく、その後方の密やかな菊のすぼまりにまで指を伸ばし、その肉襞を左右に開き、狂ったようにまさぐり始めた。それはまさに、新しい玩具を手に入れたばかりの、幼児の様な執拗さであった。

久美子の淫裂から溢れ出す粘り着く淫汁が、一筋の糸を形づくってワタルの唇に滴り落ちた。

「久美ちゃん..」その時になってワタルはやっと気がついた。

久美子の縦筋の頂上..泉の『源』に、プックリとそそり立つ、いびつな蕾の様な、肉色の花芽の存在に..。


女主人がうそぶきながら言った。

「わかったでしょう?クリ子の名前の由来が。あんたの目の前で淫らなおま○こ汁滴らせてるクリ子のクリトリスを見てご覧。..この娘のクリはねえ、包皮を剥き上げたうえで、シリコン液を注入して、淫核の増大手術を施してあるの。だから剥いた皮はもう2度と戻らないし、表面積が倍になったクリちゃんは性感も倍になると言う寸法よ。その上、四六時中あのバイブで鍛え続けているから、常に充血して、もう男無しではいられない程の状態になっているでしょう?。全てはこのクリ子が自分から望んだ事だったんだけどね..。ウフフ..本当に『クリ子』の名に相応しいクリットでしょう?」


女主人の言葉に、久美子の脳裏を忌まわしき『割礼の思い出』がよぎっていた。

人間では無く、『メス』として、家畜やペット専門の動物病院に首輪だけの裸で連れて来られ、犬が診察を受ける為に剃毛されるその横で、同じバリカンとカミソリを使って下の毛をツルツルに剃り上げられた。

そして、まるで大型犬にするように四肢を診察台に固定され、剥かれた肉芽にシリコンを注入されたのであった。

その夜は家畜用の抗生物質を打たれた上で、病院の病室に入院させられる事になり、犬の檻に腹這いになって、夜を過ごす事を強要されたのだ。冷たい檻の中で耐えきれず失禁した事は久美子にとって、生涯の汚点であり、その屈辱は、一生忘れ得ぬものとなった..。


「ばっ..馬鹿な..」だが、そう言われて久美子の肉芽を注視してみると、確かに老婦人の言う通り、久美子のその部分は異様な程に膨張し、ぬめつく表面がテカテカと光っていた。


ワタルの視線を痛い程に感じながら、久美子は自分自身のその部分が狂おしい程に興奮し一層肉汁を溢れさせているのがわかった。


「久美ちゃん..」興奮したワタルは、先程のお返しとばかりに、赤く充血した親指大の肉芽を口に咥え、チュウ~と吸い上げた。

「あうっ..だっ..ダメぇ..」不意に久美は喘ぎ声を上げた。

強制的に包皮を剥き上げられた上で、クリキャップで吸引され、バイブの刺激を24時間受け続けた久美子の肉芽は、ワタルの小指ほどに肥大し、まるで赤ん坊のペニスの様になっている。

初めてのクンニはぎこちなく、決して技巧的なものでは無かったが、それだけに無骨で荒々しいワタルの口技は、却って老練な手練手管に馴れた久美子にとって、一層新鮮な快感であった。

「久美ちゃん..うぷっ..ああ..美味しいよ..久美ちゃん..」

ワタルの歯がカチカチと久美子のクリットを..、ラビアを擦る度に、久美子はのけぞって悶え、快感の呻き声を上げた。

「あうっ..わっ..ワタルく..ん..うぷ..」

その快感を紛らわすかの様に、久美子もオシャブリに熱中した。

ヌッポ..ぬっちゃ..ヌップ..。

白い泡を噴きながら、激しく久美子の唇から出し入れされるピンク色の肉竿は、もはや限界を迎えようとしていた。

「くっ..久美ちゃん..出る..出るぅ..」

「あうっ..ちっ..だっ..ダメ.久美子の中に..中に出して頂戴..。くっ..クリ子も..、もう..もう..ダメぇ..ダメなのぉ..」

再び態勢を変えた久美子の腰がワタルの股間に沈む。

「あああっ..くっ..久美ちゃん」

「はぅぁっ..ワタル..ワタルぅ..」

幼なじみの少年と少女は、今最悪の形でその恋を成就させることになったのであった。



「そうそう..これ、記念品だそうよ。クリ子から貴方に渡してくれって頼まれたの。」

2時間後..放心状態のワタルは、九條院家の玄関ホールに居た。玄関まで見送ったのはくだんの老婦人である。


あれから久美の中で何度爆ぜた事だろう..。最初フェラでイカされたワタルは、今度はパンティを脱いだ久美子にのしかかられ、前の穴で4発、後ろの穴でも2発は抜かされた。

普段包皮に覆われ、護られているワタルの肉茎は、あらゆる淫技を仕込まれた淫売少女の前にひとたまりも無かった。デリケートなペニスの尖端は忽ちのうちに赤く腫れ上がった。

だが、若き屹立は、腫れてもなお、美少女の胎内に白い精汁を吐き出し続けたのである。


だが、どんな悪夢にも、『終わり』は訪れる。


新しい『来客』の到来を告げるお手伝いの声に、久美子は名残り惜しげにワタルから身を放したが、もし来客さえ無ければ、延々とワタルの精を絞り続けたに違いない。

久美子は、下半身剥き出しにされ横たわるワタルをうらめしげに見つめながら、新しい客の元へと引き連れられて行った。


そう..九條院家にとって利益をもたらす来客は、皆『肉の接待』を受ける。

その接待役こそ、この家の妻や妾の役目だったのだ。

この家の妻となった亜矢子、そして不妊症となった亜矢子の代わりに跡継ぎをもうける為に、この魔窟に招き入れられた妹の久美子にも、その苦行は課せられていた。

そしてその一切を仕切る女主人こそ、この一見穏和そうな老婦人だったのである。


『お姑様』と呼ばれ、女主人の仮面を被ったこの老婦人..、実はこの家の者では無い。

この老婦人こそ、この悪魔の家を取り仕切る女中頭、『吉祥』であった。


家族に生まれ育った道隆の実の母親や、道隆の姉でさえ、この女中頭の為に淫婦として貶められ、悪魔達の前に売り渡されただけでなく、実の息子、実の弟と肉の契りを結ばせた魔女こそ、この吉祥だったのである..。


それが九條院家に巣食う、『姑』と名乗るこの女の正体であった。勿論、高貴な家の生まれでなど、あろうはずもない。戦後、進駐軍に接収されそうになった九條院の屋敷を守る為に交渉役として雇い入れられた元・家庭教師であった。

勿論、九條院の財産屋敷を守る為の代償が、当時の九條院の奥方や令嬢の貞節であった事は言うまでも無い。


呆けた様なワタルの表情をながめながら、吉祥は一人心の中で笑っていた。

..しかし『童貞クン』相手に、随分と激しくやりまくったもんだねえクリ子も..。この子のチ○ポったら、クリ子が激しくやりまくったおかげで、赤く擦り切れてしまって..あれじゃあ痛くて、しばらくオナニーすら出来ないだろうよ。


そのワタルはズボンが擦れて痛いのか..前屈みになってひたすら股間の痛みに耐えている。

その様子が余程おかしいのか、腹を押さえて笑いをこらえながら、吉祥は思っていた。


ふふ..あんたにゃわからないかもしれないが、クリ子..いや、あんたの久美子はねえ..出来ればあんたの子種を身籠もりたいと思っていたんだよ。..恋しい『アンタの』子種をねぇ..だからあんな風に激しく演技したんだ。

まあ..尤も、あんたのようなウブなボウヤには、永遠にわかりはしまいがね..


老婦人はにこやかに笑っていた。

「まあ..気が向いたらまた遊びに来てやって下さいね。クリ子も寂しいだろうから..」

「二度と..二度とここへは来ません。」

「まあ、そう言わないで。」老婦人にも久美子にも、もう二度とワタルはこの屋敷に足を踏み入れないであろう事はわかっていた。わかっていたからこそ、久美子はあんなに燃えたのだ。

「これは..?」

『久美子からの贈り物』と言われ、老婦人から受け取った封筒をいぶかしげに見つめるワタル。

「クリ子の一番綺麗な写真よ。それを見て、私の事を思い出せって事なんじゃないのかしら..オホホホ..」

ワタルはその場で封を開け、中から写真を取り出した。

写真の中の久美子は手を首の後ろに組み、目を瞑ってほほえんでいた。

それは嬉しそうな笑い..と言うよりは、快感の余韻に浸るような..そう言う微笑であった。だが、そのポーズは決して見る者をほほえませるようなものでは無い。


久美子は全裸だった。いや..正確に言うと『全裸』では無い。

上半身には、胸を引き絞る様な乳枷をつけていた。その隙間から突きだした巨大な乳房がパイナップルの様に張り出して今にもプルプル震え出しそうだ。



下半身はと言うと、前の穴には毒々しい色のバイブレータがねじ込まれている。

そしてかつて久美子が着ていたセーラー服の上に淫裂から滴る淫らな汁が白い染みを形作っていた。


だが、セーラー服の上にこぼれていたのは前の穴から滴る淫ら汁だけでは無い。

赤く晴れ上がった乙女の菊蕾から噴き出した黄金の塊が、丁度白いリボンの上にトグロを巻いて積み上がっていたのである。

そう..久美子はかつて愛した学校の制服の上に忌まわしくも脱糞と淫ら汁を滴らせていたのである。

「こっ..これは..」ワタルは絶句した。

「それはねえ..久美子が女子高生である事を捨て、この家の妾奉公に上がる事を承諾した時の記念写真なのよ。」

「..久美ちゃんは..久美子は本当に自分の意思でこんな写真を撮らせたんですか..」

「ホホホ..そうよ。この写真は好評でね。そうだ、そう言えば、貴方の学校にも退学届けと一緒にこの写真を送ってあげたのよ。久美子の自筆のサイン入りでね。」

「そうですか..」ワタルはがっくりと肩を落とした。学校での久美子の席が忽然と消えたのはそう言うわけがあったのだ。道理でウワサにもならなかったはずだ。


「どうする..持って帰る?」

「はい..ただし..ここだけでいいです。」そう言うと、ワタルは久美子の顔の部分だけを残し写真をビリビリに引き裂いた。

「あらあら勿体ない..。貴方達くらいの年頃だと、こういう材料を集めるのにも苦労してるんじゃ無いのぉ」

「いいです。」ワタルは首を振った。


その時だった。

ひぃぃぃ..屋敷の庭から絹を切り裂くような少女の悲鳴が響いたのだ..。

それは、明らかに久美子の声だった。

「久美ちゃん..」ワタルは思わず顔を上げた。拳がブルブルと震えている。

「あらあら..今日のお客様は確か民政党の佐渡山幹事長だったわねえ..随分とお盛んなようで..。でも、子種を孕む事の出来ない亜矢子の代わりに、クリ子にはたくさん優秀な子種を孕んで貰わなきゃならないんだから、まあ、仕方無いわね。」

ワタルとの行為を中断して久美子が生贄として差し出された相手は、どうやら政界の大物らしかった。


「あの..最後に一つ聞いていいですか..」久美子の悲鳴から逃れる様にドアを開けかけたワタルは、名残り惜しげに振り返りながら尋ねた。

「なあに..?」

「久美ちゃんは..久美子は幸せなんでしょうか..?」

「ふふん..」老婦人は意味ありげに奥の方に向かって顎をしゃくった。

「あのよがり声を聞いてご覧なさいよ。女が感極まってあんな声を上げると言うのは、余程気持ちが良くないと出来ない事だわ。毎日がセックス漬けと言う今の生活は、あの娘にとって一番幸せな道なの。貴方も、もう『男』になったんだから、それくらいわかるでしょう?」

ワタルは無言で頷いた。そして、そのままきびすを返す様にエントランスへ..

薄暗い庭には、木に括りつけられ、鞭打たれる白い影と、その回りで蠢く黒い影があった。

久美子であろうか..それとも姉の亜矢子..?何れにしてももう2人はワタルの手の届かない所に居る..。

「久美ちゃん..」ワタルは呟いた。だが、あそこに居るのが久美子だったとしても、それは既にワタルの知っている『久美子』では無かった。

ここに居る自分自身も、もう昨日までの『ワタル』では無い。そう..ワタルは今日、様々な意味で『オトコ』になったのだ。


ギギィー..重厚な装飾を施された門の扉が閉じるのを背にしながら、ワタルは月の無い夜空を見上げていた..。